第2回 キャッシュ・フロー計算書を見てみよう

近年では「キャッシュ・フロー計算書」も「貸借対照表」「損益計算書」と並び第三の財務諸表として、重視されるようになってきています。その理由の一つとして、損益計算書だけでは、銀行からの借入・返済、設備を購入したなどの大きな、しかも重要な項目がなく、企業活動のレポートとして十分とはいえないことです。キャッシュ・フロー計算書は、一定期間のお金の出入りを集計したものですから、借入金や設備投資の動きなど「お金」に関するすべての動きが集計されています。

ビズソフト「ツカエル会計」には、多様な『キャッシュ・フロー計算書』メニューが準備されています(オプション)。何も意識しなくても、普段の会計処理でキャッシュ・フロー計算書が作成されているのですから活用しない手はありません。とりあえず、どんなものかみてみましょう。

三種のキャッシュ・フロー計算書メニュー

「ツカエル会計」には三種類の『キャッシュ・フロー計算書』があります。

試算表のキャッシュ・フロー計算書

集計表→試算表→月次期間を開くと「貸借対照表」「損益計算書」の右に「間接法キャッシュ・フロー計算書」と「直接法キャッシュ・フロー計算書」があります。
それぞれのタブをクリックしてみてください。

試算表メニューのキャッシュ・フロー計算書 クリックして拡大してみてください

決算・申告メニューのキャッシュ・フロー計算書

試算表とは別に、決算・申告→キャッシュ・フロー計算書と開くと、間接法、直接法のキャッシュ・フロー計算書があり印刷することができます。

決算書メニューのキャッシュ・フロー計算書 クリックして拡大してみてください

 

年間推移試算表のキャッシュ・フロー計算書

試算表→年間推移を開くと、月次試算表と同様に「貸借対照表」「損益計算書」の右に「間接法キャッシュ・フロー計算書」と「直接法キャッシュ・フロー計算書」があります。それぞれのタブをクリックしてみてください。ここでは、月次推移をみることができます。

年間推移試算表のキャッシュ・フロー計算書 クリックして拡大してみてください

実は、身近で分かりやすい『キャッシュ・フロー計算書』

キャッシュ・フロー計算書は、一定期間の「お金」の流入と流出を原因別に集計し、その期間に「お金」どれだけお金が増えたか減ったかを表示します。企業経営者にとって、身近で分かりやすい財務諸表だといえます。

 

キャッシュ・フロー計算書には間接法・直接法と2種の表示方法がありますが、それぞれ役割が違います。

試算表の「損益計算書」をみるついでにキャッシュ・フロー計算書も見ることをクセにしてください。みているうちにだんだんその意味することがわかってきます。

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